【監督デビュー20周年】記念上映『のんきな姉さん』『眠り姫』
2024年9月28日~
シアター・イメージフォーラム、シネヌーヴォ、横浜シネマリン、出町座、他全国順次公開
2004年『のんきな姉さん』がテアトル新宿でレイトショーされてから20年。
名手たむらまさきによりフィルム撮影された珠玉のデビュー作が、オリジナルの色合いや感触を可能な限り再現したデジタルリマスター版で甦ります。
今なお熱狂的なファンをもつ代表作『眠り姫』も、15周年記念以来、久々の上映!
各劇場で、ゲストトークやイベントも続々決定、詳細は下記ご参照ください。
『のんきな姉さん』
作品詳細
2004年/87分/DCP(オリジナル35mm/デジタルリマスター2022年)
『眠り姫』
作品詳細
サラウンドリマスター版
2007-2016年/80分/DCP(オリジナルDVテープ/DCP2024年)
【劇場情報】
●シアター・イメージフォーラム
9/28(土)~10/4(金)『のんきな姉さん』
10/5(土)~10/11(金)『眠り姫』
連日21時上映
上映後アフタートーク決定!
ゲスト×七里圭監督
28日 山本直樹(漫画家・本作原作者)
29日 港岳彦 (脚本家)
30日 佐藤闘介(映画監督・本作出演佐藤允氏ご子息)
1日 恩田泰子(読売新聞記者)
2日 侘美秀俊(本作音楽)
3日 宮島竜治(本作編集)
4日 梶原阿貴(本作主演・脚本家)、塩田貞治(本作主演)
●シネヌーヴォ(大阪)
11/2(土)11/4(月)11/8(金)『眠り姫』
11/3(日)11/5(火)11/6(水)11/7(木)『のんきな姉さん』
時間は劇場HPでご確認下さい。
11/2(土)渋谷哲也(日本大学教授・ドイツ映画研究)×七里圭
11/3(日)梶原阿貴(脚本家・女優)×七里圭
●横浜シネマリン
11/18(月)11/20(水)11/22(金)11/24(日)11/26(火)11/28(木)『眠り姫』
11/19(火)11/21(木)11/23(土)11/25(月)11/27(水)11/29(金)『のんきな姉さん』
時間は劇場HPでご確認下さい。
●FRAME(京都)
11/30(土)「映画渡世 辺境(エッジ)の巻・京都篇」
上映作品:
村上春樹ライブラリー・イメージ映像「The Strange Library」(2021年/10分)
『The cleaning lady after 100 years : Spectre』(2022年/19分)
『ある渡り鳥を探して』(2018→2024/6分)
※上映後に七里監督によるトークあり
開場:17:30 開演:18:00(19:30終了予定)
●出町座(京都)
12/7(土)12/9(月)12/12(木)『清掃する女:亡霊』(2023年/74分)
12/8(日)12/10(火)『のんきな姉さん』デジタルリマスター版
12/6(金)12/11(水)『眠り姫』サラウンドリマスター版
時間は劇場HPでご確認下さい。
●キネマ旬報シアター(千葉)
12/14(土)12/16(月)12/18(水)12/20(金)『眠り姫』
12/15(日)12/17(火)12/19(木)『のんきな姉さん』
時間は劇場HPでご確認下さい。
1/14(土)『眠り姫』上映前 監督舞台挨拶
●シネマテークたかさき
12/20(金)『背』+「DUBHOUSE」
12/21(土)『のんきな姉さん』+「夢で逢えたら」
12/22(日)『眠り姫』
12/23(月) 『背』+「DUBHOUSE」
12/24(火) 『のんきな姉さん』+「夢で逢えたら」
12/25(水)『眠り姫』
12/26(木) 『のんきな姉さん』+「夢で逢えたら」
時間は劇場HPでご確認下さい。
1/21(土)『夢で逢えたら』『のんきな姉さん』上映前 監督舞台挨拶
●下関シネマポスト(山口)
2025年1/18(土)~1/24(金)
時間は劇場HPでご確認下さい。
1/18(土)『のんきな姉さん』上映後 監督舞台挨拶
●瓜連・あまや座(茨城)
1/25(土)14:50〜17:50 『のんきな姉さん』『ピアニストを待ちながら』併映
1/27(月)、30(木)16:05〜17:37『のんきな姉さん』
1/26(日)、28(火)、31(金)16:05〜17:37『眠り姫』
※1/25(土)上映後 七里監督 斉藤陽一郎(俳優) 舞台挨拶
【監督コメント】
いつの間にか、20年が過ぎてしまった。20年前も、私はすでに若くはなかった。20代から30代にかけて、ほぼ10年を助監督として現場で費やし、ちょうど世紀の変わり目にようやく巡ってきた、映画を監督する機会。それからの4年間は、思い返すに地獄だった。当時味わった苦汁や挫折は何一つ忘れることはないし、昨今SNSを賑わす映画制作環境や周辺事情の話題にはいちいち感慨深いが、今更くどくど過去に起きたことを言い立てるつもりはない。ただ私は、デビュー作が劇場公開に漕ぎつけた頃には、つくづく人間嫌いになっていたし、ほとほと映画業界というものに、不遜にも愛想が尽きていた。けれども、映画そのものへの憧れや志が枯れたわけではなかった。だから、世の流れに背を向け、それから2年を捧げて自主製作し、更に2年後に自主配給したのが『眠り姫』だった。こんな意固地で愚かでのろまな監督に、つき合って下さった全ての人々に感謝したい。そして、20年経ってまだ映画と関わり続けていること、その始まりの作品をまたスクリーンに掛けられることを、誇りに思う。
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