シネマの再創造2
2025年2月1日(土)、2日(日)
ゲーテインスティチュート東京
2月1日(土)19時開演
ライブ!「Music as film with Digital Heads」
2月2日(日)16時開演
『清掃する女 亡霊』再演
※両日ともに開場は、開演の30分前
【アフタートーク登壇者決定!】
2/1 ゲスト:佐々木敦(著述家)×七里圭、早川翔人
2/2 ゲスト:カゲヤマ気象台(劇作家、演出家、演劇プロジェクト《円盤に乗る派》 代表)×七里圭
【会場】
ゲーテ・インスティチュート東京ホール
107-0052 東京都港区赤坂7-5-56
ドイツ文化会館内
Tel. 03-3584-3201
東京メトロ銀座線・半蔵門線青山一丁目駅4番出口より徒歩10分
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/ver.cfm
【料金】
1日券(前売) 2,000円
1日券(当日) 2,500円
U25 1500円(前売当日ともに)
2日通し券 3500円
【チケット予約開始】
2025年1月7日(火)
【チケット予約取り扱い】
<Peatix>
イベントページURL:https://digitalheads.peatix.com
【お問い合わせ】
チャーム・ポイント
charmpoint.info@gmail.com
2/1(土)
ライブ!「Music as film with Digital Heads」
メタヒューマンの首が、超絶ボイスとからみ合う
いまだかつてない、ライブ・パフォーマンス!
足立智美は、エレクトロニクスを用いた即興演奏の世界的なアーチスト。七里圭監督の映画『Music as film』と彼が共演したのは2020年、ロックダウン直前のベルリンだった。Realtime voice-over and remix =〈21世紀の活弁〉と称して日本初演(2023年9月)を披露した同じ会場で、更に過激な新作上演を発表する。
今回は、サウンドトラックだけでなく映像もリミックス。サロメやヨハネの首(Digital Head)たちが、超絶ボイス・パフォーマンスとからみ合うライブは前代未聞!必見!
Realtime voice-over and remix:足立智美
データ出演:sei さとうじゅんこ
CGエンジニア:早川翔人
『Music as film』(2016年/54分)[『映画としての音楽』(2014)インターナショナル版]
19世紀末のパリで誕生した〈映画〉とオスカー・ワイルドの詩劇「サロメ」。
その奇妙な連関を、声と字幕で綴る映画偽史映画。
音楽出演:さとうじゅんこ sei 徳久ウィリアム Cal Lyall James Hadfield Miya 山崎阿弥 山形育弘 今藤哲平 長宗我部陽子 飴屋法水 多井智紀(viola da gamba)
音楽:池田拓実
2020年3月3日 ベルリン公演 @LICHTBLICK-KINO
「Music as film」Realtime voice-over and remix
2/2(日)
『清掃する女 亡霊』再演
遥かする、するするながら、
上演舞台がCGへ、唖然茫然の展開。
特殊投影による待望の再映!
髪も白くなり、ただいたずらに過ぎていく日々を重ねながら、今、思い出すことがある。あのとき、私は、一本のゆるやかな曲線を描いた——。白髪の清掃婦のもとに、若かりし頃の母が現れ、子を産まず孤独に生きる娘の人生を嘆く。しかし、老女は反論し、美しき亡霊と対峙する。
映像を用いる実験的な舞台として2019年に発表された作品のリ・クリエーション。複式夢幻能の形式を模して、超絶技巧の歌唱と身体表現が掛け合わされた公演は、複数カメラで捉えられた映像として再構成されるだけでなく、AIキャプチャーまで駆使して大胆に再解釈される。ポストヒューマンとしての人間の果て。
映像出演:安藤朋子 黒田育世 歌唱・音楽:さとうじゅんこ
監督・構成:七里圭 台本:新柵未成 七里圭
撮影:高橋哲也 村上拓也 CGエンジニア:早川翔人
整音:松野泉 音声リミックス:池田拓実
楽曲提供:檜垣智也 演奏:GO ARAI(violin) 法貴彩子(piano)
●プロフィール
足立智美
MidiMinuitPoesie_© Guillaume Kerhervé// Maison de la Poésie de Nantesパフォーマー/作曲家、音響詩人、楽器製作者、視覚芸術家。その多彩なスタイルで知られ、自身の声とエレクトロニクスによる作品、音響詩、即興演奏、現代音楽作品の上演から、サイト・スペシフィックな作曲、器楽作品、技術を持たない人々のための合唱曲などを、テート・モダン(ロンドン、英国)、ハンブルガー・バーンホフ美術館(ベルリン、ドイツ)、ポンピドゥー・センター(パリ、フランス)、ベルリン・ポエジー・フェスティバル(ドイツ)など世界各地で発表している。その作品には自作のインターフェイスから、人工知能、脳波、人工衛星、ツイッター、骨折、超常現象までもが用いられる。
七里圭
映画監督。最新作は『ピアニストを待ちながら』(2024年・劇場公開中)。『のんきな姉さん』(2004)で監督デビュー。代表作は、声と気配で物語をつづる異色の映画『眠り姫』(2007/サラウンドリマスター版2016)。他に、『ホッテントットエプロン・スケッチ』(2006)、『マリッジリング』(2007)、『DUBHOUSE』(2012)、『映画としての音楽』(2014)、『サロメの娘 アナザサイドin progress』 (2016 )、『アナザサイド サロメの娘 remix』(2017)、『あなたはわたしじゃない』(2018)、『Necktie』(2019)、村上春樹ライブラリー・イメージ映像「The Strange Library」(2021)、『背 吉増剛造×空間現代』(2022)など。他ジャンルのアーチストとのコラボレーション作品も多く、「音から作る映画」プロジェクト(2014~2018)をはじめとする実験的な映画制作、映像パフォーマンスも手掛ける。
早川翔人
Photo by Kenji Agataメディアとの関わり方をテーマに制作活動を行う。映像を前にする観客をその出演者として巻き込むことで、観客と映像、あるいは見知らぬ観客同士の間に何らかの不可分な関係性を築こうと試みる。近年の活動や受賞に、「ATAMI ART GRANT 2024」(2024/梅園町ビルディング/熱海)「Digital Art Festival Taipei 2021」(2021/Digital Art Center/台北)、「Cairo Video Festival」(2019/Cimatheque/カイロ)、第21回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品。
●公演スタッフ・クレジット
舞台監督:尾崎聡(ゲーテインスティチュート東京)
音響プラン:稲荷森健
演出助手:高橋哲也
制作:村松里実
協力:土屋光(SCOOL)
制作協力:インディペンデントフィルム
宣伝デザイン:戸塚泰雄 nu
HP制作:植田智道
宣伝:ガブリシャス本田
主催:チャーム・ポイント
共催:ゲーテ・インスティチュート東京
助成:芸術文化振興基金助成事業
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]