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山形国際ドキュメンタリー映画祭で『アナザサイド サロメの娘 remix』と『DUBHOUSE』が上映されます。

YIDFF2017

七里監督が山形国際ドキュメンタリー映画祭2017のインターナショナル・コンペティションで審査員を務めることになり、審査員の作品として2作品がプログラムされました。
審査員紹介ページ
https://www.yidff.jp/2017/program/17p1-2.html

日時:10月11日(水)10:00-11:50
会場:山形市中央公民館大ホール(6F)
https://www.yidff.jp/2017/schedule/17s11.html

『remix』については英語字幕版の初披露。
また、『DUBHOUSE』は311ドキュメンタリーフィルムにアーカイヴされたニュープリントでの上映となります。
上映日は映画祭の実質的な最終日、各賞が発表される表彰式前に同会場で行われます
午前10時とちょっと早い時間からですが、映画祭においでの方はぜひ御高覧下さい。

公式カタログに、七里監督が以下のメッセージを寄せています。

誰もが動画を記録し、手軽に映像を扱えるようになった今、世の中の嗜好や指向は「私たちの映画」に向かっているように思う。決して、孤高の作品や突き抜けた表現が力を失ったわけではないけれど、恐竜時代の感性だけではいられない。例えば、親密さについて、よりナーヴァスであることが大切なのかもしれない。もちろん「私たち」という気持ちは必要だし、好ましくないことではないけれど、そこに他者はいるのか、外部はあるのかと問い直すことを忘れてはならないと思う。それでいいのか?と。これでいいのだという共感に対して、できるだけ用心深くいたいし、時には異物でありたい。
映画は現実とどのように切り結ぶことができるのか?
映像で世界を、人を、記録し記述することの「のっぴきならなさ」について、僕はまだまだよく知らないし、自覚が足りない。そのことに改めて深く気付かせてくれる映画と出会いたい。審査員としての指針があるとすれば、ただそれだけです。だからたぶん、僕は山形の会期中、ドキュメンタリーの大海に翻弄されて、めためたになってしまうのでしょう。

関連して日記も更新しています。
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