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10月30日、『闇の中の眠り姫』サラウンド上映と『時を駆ける症状』の上映と、連続講座『闇と視覚とVR(ヴァーチャル・リアリティ)』を開催します。

チラシ表

映画から、いっさいの光を取り去ったら、いったい何が現れるのだろう?
人の姿を映さず、濃密な人の気配だけを表現した異色作『眠り姫』のサウンドトラックを、
深い深い暗闇の中でひたすら浴び続ける伝説のイベントが、
5.1chサラウンドにリマスターした圧倒的な音響で再降臨。
今年6月京都で好評を博した「闇の中の眠り姫サラウンド」の東京初上演です。
これは、視覚を超えた映画体験!

上演後のアフタートークは、連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」の特別編。
タイトルは、「闇と視覚とVR(ヴァーチャル・リアリティ)」。
映画の領域を拡張し浸食する最新の視覚表現技術について、人間工学の気鋭の研究者をお迎えし、
イメージとは何か、表現のラジカルについて問い直します。
また、七里監督が高校生時代に撮った幻のデビュー作『時を駆ける症状』(1984)も特別上映。
今回の『時を駆ける症状』の上映には特別な意味があるそうです。

会場:UPLINK FACTORY
10月30日(月)19:15開場 19:30開演
一般¥1,800円 / UPLINK会員¥1,500
チケット予約はこちらから!

http://www.uplink.co.jp/event/2017/48977

tokiwo

特別上映:『時を駆ける症状』(1984年/24分/8㎜→デジタル上映)
16歳で撮った正真正銘の処女作。第8回PFFに入選し大島渚に激賞された。突然、人間の体が点滅を始め、それが段々早くなり消滅する奇病が全国に蔓延。対策として踏み台昇降運動が奨励される。自己の存在の意味と没個性社会への問いかけが、踏み台を昇降する機械的な運動のリフレインによって描かれる。

トーク・ゲスト:河合隆史(人間工学・早稲田大学理工学術院教授)
人間工学を専門として、立体視映像(3D)やバーチャルリアリティ(VR)、超高精細映像(UHD)など、ヒトと先進映像システムのインタラクションに関する研究に従事。生体計測を中心とした評価研究に加え、その知見や手法を活用したコンテンツ制作やシステム設計などにも取り組んでいる。スーパーバイザなどの立場で制作に参加した3D映画に、「Moomins and the Comet Chase(フィンランド,2010年公開)」、「映画 怪物くん(日本,2011年公開)」、「STAND BY ME ドラえもん(日本,2014年公開)」ほか。

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