音から作る映画2 ― 「サロメの娘」アクースモニウム上映
2015年3月27日(金)19時30分 28日(土)14時/18時 開演
両国天門ホール
お母さんが、動かない、喋らない、
ただこんなふうに傍らで見つめてくれるだけの存在だったら、
どんなにか、大切にしただろう、もしも壊れてしまって、かけらだけになっても、
いつもポケットに入れて、持ち歩いているはずだよ
一頭の馬が、行き惑っている。
この馬は私だ、と父の声がする。
空が白くなってきた。
世界の形が現れ始めた。たった今、作られたみたいに。
本当にごめんなさい、朝になってしまって。
どうして、朝が来たからって、謝るの?
その娘は、母について話しつづける。
姿を見せず、まるで幻聴のように、そば立つ声、さざめく響き。
20台以上のスピーカーを駆使した多次元立体音響システム――
アクースモニウムの演奏で増幅、拡張されるサウンドの饗宴。
映画を音から作り始める実験的制作の、ワーク・イン・プログレス第二弾。
声の出演:青柳いづみ、sei、山崎阿弥、さとうじゅんこ、原マスミ、飴屋法水
徳久ウィリアム、山形育弘、古賀彰吾、今藤哲平、長宗我部陽子、中村ゆい、大山晴子、滝沢朋恵
構成・演出:七里圭
台本:新柵未成
音楽・アクースモニウム演奏:檜垣智也
録音:西村直晃 録音協力:寺田英一
音楽協力:池田拓実 多井智紀
スタッフ:高橋哲也、棚沢努、藤田功一、飛山拓也、村上拓也、後藤貴志、井上遊介、青木思穏
写真:豊嶋希沙 WEB制作:植田智道
アクースモニウムとは
電子音響音楽の空間化をリアルタイムで行うための演奏ツール。1974年にフランスの作曲家フランソワ・ベイルが発案した。このアクースモニウム演奏の日本における第一人者が檜垣智也である。
日時:2015年3月27日(金)19時30分 28日(土)14時/18時 開演
開場は開演の30分前より
※3月27日19時30分の回 上映後トークあり。
ゲスト:三輪眞弘(作曲家・メディアアーチスト) http://www.miwa.to/
会場:両国門天ホール http://www.monten.jp/
〒130-0026 東京都墨田区両国1-3-9 ムラサワビル1-1階
Tel.03-6825-5503
会場の地図はこちら(google map)
料金:当日3000円 前売2500円
チケット・オンライン購入はこちらから
音から作る映画2 ― 「サロメの娘」アクースモニウム上映 チラシダウンロード(PDF)
主催:charm point
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
« 連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」2nd 後半 「DUBHOUSE」「映画としての音楽」 極北の映画2作品一挙上映! »